ラベンダー
Lavandula
■属科・タイプ:シソの常緑低木 ■花期:5月〜7月
ラベンダーはギリシア語で洗うを意味するラワーレが語源で、洗浄・殺菌・消毒などの作用があることが知られています。ハーブとして利用したり、香り成分を抽出したエッセンスオイルに利用されるのは、イングリッシュラベンダーで、なかでもコモンラベンダーと呼ばれる種類です。フレンチラベンダーにも香りはあるものの、草の匂いが混じるような感じで、爽やかさはあまり感じられません。最近ではイングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種がよく出回っていて、ラバンディンとも呼ばれます。大株に育ちやすく、花穂も長いので、庭づくりに利用しやすいという長所があります。
宿根草ではなく常緑の低木なので、気候が合えば大株に成長しますが、高温多湿に弱いため、温暖地で栽培するには、日当たりはいいものの西日は当たらず、風通しのよい場所に植えるようにします。